アマゾンのジャングルで墜落した小型機に搭乗し、行方不明になっていた1歳児を含む4人の子どもが、およそ40日ぶりに救助されました。

 

アマゾンの密林奥地で1歳含む子供4人だけで40日間生存(テレ朝ニュース)

 

去る5月1日にコロンビアで、操縦士を含む大人3人と1歳を含む子供4人を乗せた小型機がアマゾンの密林奥地に墜落しました。

アマゾン奥地ということもあり、捜索が難航。

2週間後にやっと墜落現場を発見。

小型機付近に大人3人の死亡を確認。

 

しかし子供4人は墜落現場では発見されず、行方不明。

上から、長女13歳、9歳、4歳、そして1歳。

 

後に3㎞離れた場所で哺乳瓶を発見。

パッションフルーツの殻も見つかった。

 

事故発生から40日後、ついに13歳の長女含む子供たちが救助された。

生後11か月の末っ子はジャングルで1歳の誕生日を迎えたという。

 

 

テレ朝のサタデーステーションで詳しく報道されていました。

その中で興味深かかったのは、医師で探検家の関野吉晴氏の解説。

テレ朝が氏に取材したのは、まさに適任だったと思います。

 

自転車で世界一周を果たした方で、著作の紀行文はたまに国語の随筆問題などにも取り上げられます。

何年間にもわたって世界一周をされて、雑誌に連載もされていました。

人類がアジアからベーリング海峡を渡って、北米大陸、そして南米大陸まで移動した〝グレートジャーニー″を、そのまま逆コースで南米の南端から自転車で北上するルートです。

私も楽しみにその紀行文を読んでいたことがあります。

 

関野氏によると、

ポイントは水分補給。

水だけで、2週間は生き延びられるとのこと。

 

そして、子供たちはアマゾンの原住民ウイトト族だと知らされると、

関野氏は、それなら問題ないと言い切ります。

 

ウイトト族は、密林で食べていいものと食べていけないものとを判断でき、

先住民は10歳になれば親離れをして、自活できるのだそう。

13歳の長女は子育てもできるので、末っ子の1歳の赤ちゃんの世話もできたそうです。

 

身近なものから弓矢も作れるので、狩りもできます。

また山芋を取る知識もあり、ヤシのパルミートを見つけて、食料を調達できます。

またカブトムシやクワガタの幼虫を食べることも知っているので、タンパク質、脂肪が採れ、牛肉に負けない栄養価があり、飢え死にすることはないのだそうです。