勉強の話  2021年4月20日|火曜日

ロックで学ぶ英語の「仮定法」この5曲

ロックで学ぶ英語シリーズ。

 

いつものことながら、直訳・意訳・飛躍。

 

これまで英語の「仮定法」は高校で習いましたが、2021年度から中学でも習うことになりました。

それを記念(?)して、

仮定法を使ったロックの名曲この5曲を紹介してみましょう。

 

「仮定法」と言ったら、まずは外せないこの曲。

 

 

El Condor Pasa (If I Could) 

by Simon & Garfunkel 

 

サイモンとガーファンクル 

「コンドルは飛んで行く」 1970年

 

 

元々は、南米アンデスのフォルクローレが原曲で、サイモンとガーファンクルによってカバーされました。

 

 

I’d rather be a sparrow than a snail
Yes I would
If I could
I surely would

 

I’d rather be a hammer than a nail

Yes I would

If I only could

I surely would

 

でんでん虫よりむしろツバメでありたい

そうだ

もしできることなら

きっとそうでありたい

 

クギよりむしろカナヅチでありたい

そうだ

もしできることなら

きっとそうでありたい

 

 

 

 

 

次の曲は、イギリスのプログレッシブ・ロックを代表するバンド、ピンクフロイド。

1970年の名盤「原子心母」(Atom Heart Mother)から、この1曲。

 

If

by Pink Floyd 

 

ピンクフロイド

「もしも」 1970年

 

If I were a swan, I’d be gone
If I were a train, I’d be late
And if I were a good man
I’d talk with you more often than I do

 

もしも私が白鳥だったなら
去るでしょう
もしも私が列車だったなら
遅れるでしょう
そしてもしも私が善人だったなら
私は今よりもっとあなたと一緒に話すでしょう

 

If I were asleep, I could dream
If I were afraid, I could hide
If I go insane
Please don’t put your wires in my brain

 

もしも私が眠ったなら
夢を見ることができるでしょう
もしも私が怖がっていたなら
隠れるでしょう
もしも私が気が狂ってしまったら
どうか私の脳にあなたの針金を押し込まないでください

 

If I were the moon, I’d be cool
If I were a rule, I would bend
If I were a good man
I’d understand the spaces between friends

 

もしも私が月だったなら
クールになるでしょう
もしも私が規則だったなら
曲がってしまうだろう
もしも私が善人だったなら
友達の間の空白を理解するでしょう

 

If I were alone, I would cry
And if I were with you, I’d be home and dry
And if I go insane
Will you still let me join in with the game?

 

もしも私が一人だったなら
泣くでしょう
そしてもしも私があなたと一緒だったなら
家にいて泣き止むでしょう
そしてもしも私が気が狂ってしまっても
あなたはまだ私をゲームに参加させてくれますか?

 

 

 

 

 

鏡に向かって語りかけるような、メランコリックな不思議なサイケデリック・ナンバーでした。

このように、英語の仮定法は夢見心地の心境を謳うのに適していますね。

中学生でも抒情的な英語の詩が作れます。

学習量が増えますが、それは表現の幅を早期に広げられる事でもあります。

 

 

さて、仮定法の慣用表現として、”I wish〜”という表現があります。

叶わない夢の願望などを表すことができます。

 

同じくピンクフロイドの曲で、屈指の名曲です。

 

Wish You Were Here   

by Pink Floyd 

ピンクフロイド

「あなたがここにいてほしい」 1975年

 

So, so you think you can tell
Heaven from Hell
Blue skies from pain
Can you tell

a green field from a cold steel rail
A smile from a veil
Do you think you can tell?

 

そう、だから君は見分けられると思ってるのだ
天国と地獄とを
青空と苦痛とを

 

見分けられるのかい
緑の草原と冷たい線路とを
微笑みと仮面とを
君は見分けられると思ってるんだね?

 

(中略)

 

How I wish,

how I wish you were here

We’re just two lost souls, swimming in a fishbowl

 

どれほど私が、

どれほど私が、君にここにいて欲しいと思っていることか
私たちはただ金魚鉢の中を泳ぐ、2つの失われた魂なんだ

 

Year after year running over the same old ground
What have we found?
The same old fears,

wish you were here


年がら年中、同じ古い大地を駆け回り
私たちは何を見つけたのだろう?
昔から変わらない恐れ

ああ、あなたがここにいてくれたのなら

 

 

 

 

 

これぞまさしく名曲。

内省的で繊細な歌詞。

今はここにいない大切な人のために、届かないと分かっていても虚空に向かって歌うような曲。

 

1967年にフロイドがデビューした時の実質的なバンドリーダー、天才シド・バレットに捧げた1曲。

1枚目のアルバムを出したのち、シド・バレッドは隠遁します。

 

 

さて、ビートルズの曲にも仮定法を使った曲はたくさんあります。

初期のアイドルグループ時代のビートルズの到達点の曲がこちらです。

これ以降は、単なるラブソングから逸脱して、ロックの可能性を広げるバンドへと飛躍していきます。

 

 

If I fell

by the Beatles

ビートルズ

「恋に落ちたら」 1964年

 

If I fell in love with you

Would you promise be true

And help me understand

 

もしあなたと恋に落ちたら

約束してくれないかな

嘘をつかずに

私が分かるように

 

‘Cause I’ve been in love before

And I found that love was more 

Than just holding hands

 

だって以前に恋をしたので

愛は手を握る以上のものだと分かったから

 

If I give my heart to you

I must be sure

From the very start

That you would love me more than her

 

もし君に心を捧げるなら

確かめておきたい

始まる前に

君が彼女より私のことを愛してくれることを

 

 

 

 

 

 

最後にご紹介するのは、ロックの神様、ジミ・ヘンドリックス。

生前わずか3枚のスタジオアルバムを残して夭折した天才ギタリスト。

セカンドアルバムから、ジミヘンの決意表明のようなサイケデリックなロックナンバー。

 

 

If 6 was 9

by jimi Hndrix

 

「もしも6が9だったなら」

ジミ・ヘンドリックス  1967年

 

If the sun refused to shine
I don’t mind, I don’t mind

 

もし太陽が輝くことを断っても

俺は構わない 俺は構わない


If the mountains fell in the sea
Let it be, it ain’t me.

 

もし山々が海に落ちても
なすがまま それは俺のせいじゃない

 

Got my own world to live through
And I ain’t gonna copy you.

 

俺自身の乗り越える世界を持ったから
俺はおまえの真似なんてしない

 

Now if six turned out to be nine
Oh I don’t mind, I don’t mind

 

今、もし6が9であると判ったら
俺は構わない 俺は構わない


If all the hippies cut off all their hair
Oh I don’t care, oh I don’t care.

 

もしすべてのピッピーが髪を全部切り落としたら

俺は気にしない 俺は気にしない

 

‘Cause I’ve got my own world to live through and uh, huh
And I ain’t gonna copy you.

 

俺自身の乗り越える世界を持てたのだから
俺はおまえの真似なんてしない

 

White collar conservative flashin’ down the street
Pointin’ their plastic finger at me

 

通りを流れる古くさいホワイトカラー

やつらのにせもの指が俺を指す

 

They’re hopin’ soon my kind will drop and die

But I’m gonna wave my freak flag high, high !
Wave on, wave on..


奴らは俺みたいな者は落ちて死ねばいいと望んでる
でも俺は俺の独自の旗を高く高く振ってやる
振り続ける 振り続ける 

 

Fall mountains, just don’t fall on me
Go ahead on mister business man, you can’t dress like me

落ちる山々、俺の上にだけは落ちるな
ビジネスマンさんたちはお先へどうぞ
お前たちは俺みたいには着飾れはしまい

 

Don’t nobody know what I’m talkin’ about
I’ve got my own life to live

誰も俺が何を話しているか知りはしない

俺は自分自身の人生を得たんだ

 

I’m the one that’s gonna die when it’s time for me to die
So let me live my life the way I want to
Sing on brother, play on drummer.

 

俺は死ぬ時が来たら死ぬだけだ

だから俺がしたいような人生を生きさせてくれ

仲間よ歌え、ドラマーよ叩け

 

 

 

 

 

さて、次回は関係代名詞を特集してみましょう。

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