塾の日記  2023年2月24日|金曜日

愛知県公立高校入試当日を終えて

2023年度 愛知県公立高校入試が終わった。

例年3月上旬頃の日程が今年から2週間以上早まったので、体感のずれがある。

2月22日の受験はまだまだ寒い。

 

例年、私も入試問題が発表されてから解くことにしている。

一問一問解きながら塾生ひとりひとりの顔を浮かぶ。

静かな教室の中、一人黙々と入試問題を解く。

 

これはできただろう。

ここは迷ったか?

これは引っかからずクリアしただろう。したよな。してよな。たのむ。

ここは一旦飛ばしただろうな。時間食うぞ。

 

頭にそれぞれの塾生の顔を浮かべながら自問自答する。

気づくと独り言を繰り出している。

マスク越しに心の声が漏れている。

 

 

【教養堂的2023年度愛知県公立入試の感触】

英語:思った以上に長文問題が長くなかったが、環境問題などの社会問題を扱う内容が深まっている。

数学:例年より易化。教科書レベルで十分高得点が取れる。

国語:物語文の選択問題がやや難しい。

理科:例年よりやや易化。マークシート特有の解き方に慣れる必要あり。

社会:難化。特に公民分野はSDGsや社会活動を題材とした総合的な内容。暗記型の学習では対応できないだろう。

 

英語と社会は、より幅広い知識や教科内容と現代の社会問題をつなぐ同時代的な思考の感覚が必要だと感じた。

ニュースを見ていても、今勉強している内容にフィードバックできる見識。

 

教養堂で行っている、教科を横断した総合知の授業はまさにこういう最新の入試には最適だと思う。

大学共通テストを意識したうえでの高校入試ということからも、今後ますますこの傾向は高くなっていくと考える。

総合知識を駆使した内容の授業構成に前のめりでついてくる教養堂の塾生なら、面白く解けたと思う。

 

 

夕方16時すぎに三々五々、入試を終えた中3塾生たちが教養堂に帰ってきた。

 

戦士の帰還。

 

みな一様に安堵の表情をしている。

顔つきが柔和。

自己採点して記録に取る。

塾生みんな仕事が速い。

受験勉強を通して、みんな仕事がテキパキこなすようになった。

優秀なビジネスマンのようにサクサク作業を終わらせていく。

 

数学が苦手でずっと数学に取り組んでいた子が、自己採点満点だった。

最後の最後で最高の結果を残した。

 

これから卒業式をはさんで長い春休みがある。

合格発表は3月9日。

 

自己採点を終えた塾生がまた三々五々帰っていた。

背中がもう高校生なっている。

 

長い1日が終わった。

 

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