こんな話  2024年4月17日|水曜日

大阪造幣局を見学して

大阪造幣局は明治4年4月4日に開局。

造幣局博物館近くに、当時の最新機械の硬貨の刻印の圧力機が鎮座しています。

グラバー商会を通して香港から取り寄せたものです。

由利公正や五代友厚、井上馨など明治維新で活躍した人たちが造幣局の設立に尽力。

 

造幣局の場所は、大阪城を南に面した川沿いと国道1号線のちょうど挟まれたところにあります。

開局当時の明治頃は、硬貨を全国に運ぶために水運を利用するためこの立地になりました。

八軒家浜船着き場から川下りで川から造幣局を眺めてみます。

ちょうど桜が散る頃でした。

 

造幣局と言えば、桜。

色んな種類の桜が楽しめます。

 

明治時代からの煉瓦造りの壁や八角形の待合室など往時を偲ばせる遺構が現存しています。

見学にはホームぺージからあらかじめ申し込みます。

20人一行で案内の係員がついて構内を説明していただけます。

見学には造幣局だけに身分証を提示。

 

パンフレットの入ったクリアブックをいただきながら40分ほどかけて造幣局の工場内部を歩きます。

工場内ではオートメーション化が進んでおり人の気配はありません。

無人で機械が自動で動いています。

時折、確認の作業員がいるくらいです。

 

ここから発行された通貨は日本銀行を通じ全国の市中銀行に運ばれます。

この黄色い袋(1袋約20kg)が全国の銀行に流通します。

 

工場を見学した後、博物館へ進みます。

造幣局博物館も資料が豊富。

江戸時代の大判。

元禄大判一枚で当時の貨幣価値で数千万円。

江戸川乱歩のデビュー作で有名な「二銭銅貨」。

現物は初めてです。

 

硬貨だけではなく、各種勲章やメダルも製作。

1964年と2020年の東京オリンピックのメダル。

 

 

 

KEYWORDS

お問い合わせ

top