本の紹介  2020年2月7日|金曜日

『ココ・シャネルの言葉』 嫌いなことからの創造

「好き嫌いは良くない」

 

よくそう言われた人、多いかもしれません。

好き嫌いをはっきり言うと、

わがままに映るかもしれません。

 

ココ・シャネルの言葉を読むと、

その「嫌い」という気持ちを反転させれば、

 

 

『時代を変えうる創造性』

 

が潜んでいるように思えます。

 

 

 

少なくとも、

 

『自分に正直な人生』

 

を見つけられるかも。

 

 

 

子どもたちの「好き」と「嫌い」という言葉の裏、

その奥の方を、

もう少し深堀りしてみたくなりました。

 

教養堂のほんの紹介、今回はこちら。

 

『ココ・シャネルの言葉』  山口路子 著  だいわ文庫

 

 

ココ・シャネル 1883-1971

フランスを代表するファッションデザイナー。

 

シャネルが残した言葉を集めて、

シャネルの生き方をつづった本書。

 

「スタイル」を作った、シャネルのファッションや香水。

 

 

私は確かな『嫌悪の精神』を持っている。

私は何より嫌いなものを作らない。

 

 

自分の才能を、「嫌いなもの」をなくすことに使い切った人生。

「嫌い」という感情から、それを転化して、創造にエネルギーを費やしました。

 

 

私は自分が着たい服を着ただけ。

私はいつだって自分が着たいと思うもの以外作らない。

 

 

自分の確かな感性を信じて、世の中のファッションを変革しました。

 

 

かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない。

 

私は、私の人生を作り上げた。

なぜなら、私の人生が気に入らなかったからだ。

 

 

この言葉。

人生を自分の手で切り開いてきた、まさにシャネル姉さんの言葉。

 

男前です。

 

 

二十歳の顔は

自然がくれたもの。

 

三十歳の顔は、

あなたの生活によって刻まれる。

 

五十歳の顔には、

あなた自身の価値が表れる。

 

論語、「われ十有五にして、学に志す。」と並べておきたい言葉です。

 

 

人がなんて言おうと平気。

自分が全力を尽くしたことで

私は満足だから。

 

自分の感性にしたがう生き方。

自分に自信を持ち、

自分を高めていく。

 

ココ・シャネルのエネルギーの放射。

わがままを貫き、創造と革新を極めたお姉さん、ココにあり。

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