勉強の話  2017年12月3日|日曜日

教養堂の特色③ 「スプリング・フロー効果」とは?

スプリング・フローとは?

スプリング・フロー(spring flow)を直訳すると、『春の流れ』になります。

 

スプリング “spring” は「春」という意味の他に、「跳ねる」とか「泉」という意味もあります。どれも今まで姿を現していなかったものが突然姿を現すという語源になります。

フロー “flow” は「流れ」という意味です。

 

勉強に限らず、語学やスポーツなど何か技能を習得する時、なかなか成果が出ない時期があります。それがあるポイントを超えると急にできるようになったり、上達することがあります。これをインプットするために必要な沈黙の時間という意味で、「サイレント・ポイント」と言います。

このポイントを超える時というのは、新しい地平がサーッと見渡せられるような、すがすがしい感覚を覚えることでしょう。

この感覚を「スプリング・フロー効果」と教養堂では名付けました。

まるで春が訪れるような感覚、これまで見えなかった能力が一気に現れる感じです。

教養堂では、勉強がまるで「スプリング・フロー」のように好奇心をもってどんどんできる状態を目指します。

 

 

勉強って苦しまなければいけないの?

もしかすると、勉強という熟語がいけなかったんですね。「強いる」というのはもはや苦痛が伴います。「刻苦勉励」という言葉もあります。

これらは明治維新後の富国強兵政策を採っていた明治の書生の原風景です。さらに言えば欧米の文明をいち早く吸収するために国費で留学した一部のエリートにとっては、国家のために勉強しなければいけなかったので、勉強とは自分だけの問題ではなく国家の発展に影響することでした。

もちろんこれらのイメージを否定はしません。しかし現代の子どもたちにそのイメージで勉強を強いるのには無理があります。

むしろ現代は自由な発想や既存の概念を打ち壊すような、今までになかった創造性が求められる時代です。

 

「感性」を重んじる勉強

勉強、学びというのは好奇心があってこそ広がりが出るものです。

学ぶ前に苦痛を伴うやり方ではそもそも吸収量も持続性も違ってきます。

 

教養堂では、勉強を知的好奇心があふれる(スプリング・フロー)状態に導きたいのです。

楽しまずに勉強をしている子と、楽しく勉強している子では、ものすごく差がつくのです。

これまでの常識は、勉強とは「一所懸命」にやる、「努力」する、「己に打ち勝つ」などの肉体的な標語が躍っていました。もちろん大切な言葉です。

しかし、そろそろそれとは別の次元で勉強をとらえてもいいのではないでしょうか。

教養堂ではこれまでの「肉体的」な勉強よりも「感性」を大切にする勉強を重んじたいと思います。

心が躍る、湧き起こるという感覚です。

 

本能に素直な学び

人間というものは本来、未知な事を理解することや、知的な事を学ぶ事というのは身体全体の感覚が喜ぶようにできています。この本能に忠実な学び方をしてあげると、身体はもっともっと学びたいという欲求が出てくるのです。

例えば、なかなか漢字が覚えられない男の子が自分の好きなスポーツの選手の名前は全部覚えてしまう、というような事です。

遊びと学びの境界線をなくすような勉強であれば、創意工夫も生まれるでしょう。

教養堂では、子どもたちに環境としてそれを提供したいと考えています。

 

以下はそれらの指導の一端の例です。

・その子の現時点での学力にちょっと背伸びをした課題設定

・課題を細分化する

・練習プログラムのスモールステップ

・類似の演習問題

・客観的な評価

・主体的な学び

・常に工夫する学習姿勢

・点数や時間ではなく質の重視

・点や線の理解や暗記ではなく、面や立体的な理解

・文献、図解、映像、一次資料からの大量情報理解

 

などです。

 

早ければ早いほど良い、知的好奇心の学び。

勉強を嫌だな、やらされているな、と思いながらやっていると、「勉強=嫌」となります。人間は嫌なものは遠ざけたりできるだけ避けようとします。これは人間の素直な反応です。

ですから、いかに「勉強=わくわくするもの」に転換していけるかが大事です。

 

教養堂ではたとえ「勉強=嫌い」となっている子でも指導前に十分面談をして方針を立てます。ご家族の協力も必要な場合もあります。

そしてこのイメージの転換を図るために一定期間は特別なプログラムで指導します。

一度、勉強が楽しいものになればそれはずっと持続します。

 

教養堂は勉強のイメージを一新させたいです。

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