勉強の話  2018年3月29日|木曜日

言葉を少し変えることで全く違うやる気

「忌み言葉」を避けるいにしえの知恵

 

おめでたい席で会が終わる時、「お開きにします」という言葉を使います。

「終わりにします」という言葉を避けるわけです。

「帰る」ではなく「中座する」とわざわざ言い換えるわけです。

 

忌み言葉といっておめでたい時には不吉なことを連想する言葉をあらかじめ避けるわけですね。

 

 

スポーツ選手に見る「肯定力」の言葉づかい

 

スポーツ選手でも大切な試合ではプラスの言葉しか使わないということを選手同士のルールにしているチームもあります。

カーリング女子のLS北見の選手たちで有名になった「そだね」も肯定的な言葉を投げかけることで、意識をポジティブにしていく効果があります。

 

『相手の良さを認め、受け入れ、それを前進するための力にする。「そだね」の相づちにも通じる「肯定力」がチームの根底にあった。』

AERA3月26日号 記事より

 

ただ地元の言葉で相づちを打っているわけではなく、高度に意識された研ぎ澄まされた言葉だったのです。

 

さらに羽生結弦選手は意識的に「言語化」して自分を高めています。

 

『考えただけじゃ人間の脳って忘れる。でも言葉にすれば、負けた時に屈辱も味わえる』

2011年 羽生結弦選手の言葉

 

 

言葉をコントロールすると「やる気」が違ってくる

 

『やる気は、ある行動を取ろうとするときに、その行動の先に快感が予想されること。この行動と快感を結びつける働きをするのが左右の大脳半球の奥にある「線条体」という神経核。「線条体」は「自分は頑張れる」「いける」と思い込むだけで、やる気が高まる。線条体は、言葉にもだまされるし、その場の雰囲気にもだまされる。自分でしゃべったことや人に言われたことにも。暗示にかかりやすい。』

脳科学者 篠原菊紀さん

 

さてこれを日々の勉強に役立ててみましょう。

勉強は継続が大事なので、それこそ日々の言葉遣いによって蓄積が違ってきます。

言葉遣いも少し意識するだけで、高い効果が生まれます。

 

 

やる気がなくなるNGワード

 

たとえば勉強のやる気を削ぐNGワードだけでも避けてはどうでしょうか。

 

どうせ

だって

でもさ

だるい

だめ

 

こういう言葉は読んでいるだけでもちょっとやる気なくしますね。

偶然ですがアルファベットのDで始まる言葉が多いですね。

こういう言葉を普段から避けることから始めると良いですね

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