こんな話  2020年10月31日|土曜日

奈良県吉野山 後醍醐天皇陵を訪ねて

10月の終わり、奈良県吉野を訪ねたくて、急に思い立ち日帰りで行ってきました。

秋はまだそんなに深くありませんでしたが、静かな吉野山中を気の向くままに散策できました。

 

鎌倉時代が終わり、後醍醐天皇が1333年建武の新政を行います。

が、やがて足利尊氏と対立し、天皇は京の都から奈良の吉野に逃れ、南朝を開きます。

 

 

着いた頃にはすでに陽が傾き、やや肌寒く感じられました。

後醍醐天皇陵(お墓)は、如意輪寺というお寺の境内の中にあります。

西側からやや長い石段を登りました。

思っていた以上に、人里離れた深山幽谷。

 

上を向くと、如意輪寺の山門がありました。

 

が、なぜか黒い犬が舌を出して、私を待っていました。

ハアハアと近づいてくるクロわんこ。

鎖が途中で切れています……。

 

 

するとお寺の方が、「これこれ」と言って連れて行ってくださいました。

その方に、後醍醐天皇陵はどちらですか?と伺うと、向こう側の石段を登るとありますよ、と教えていただきました。

 

 

後醍醐天皇の和歌

身はたとえ 南山の苔に 埋るとも 魂魄は常に 北闕の天を 望まんと思ふ 

 

意訳:私の身体は南の吉野で白骨になるが、魂は常に北の京都への執念を持ち続けるだろう

 

後醍醐天皇の執念、情念が感じられます。

今も天皇は京都の方角、北向きに埋葬されています。

 

お参りした後に、先ほどの山門をくぐろうとすると、すでに夕刻。

まだ紅葉には早いですが、散策にはちょうど良い季節でした。

 

今度は、春の満開の桜の頃に訪れたいものです。

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