こんな話  塾の日記  2019年2月4日|月曜日

入れ!門。教養堂開塾1周年

私立高校一般入試前日

中3生は明日から3日間、私立高校一般入試が始まります。

今日は過去問をそれぞれ持ち寄り、最終チェックです。

 

中3生は生まれてはじめての受験を経験する子もいて、先週あたりから独特の緊張感が漂っています。

もちろん私立入試の後には公立入試の本命も控えていますので、この一か月はこのような澄んだ緊張感の雰囲気になることでしょう。

ここ連日ずっと長時間の過去問演習で体力的に疲労が蓄積していると思いますが、みんな黙々と淡々と進めていました。

この感じ。

この時期は本当に独特で、こういうのを体感できるのは、塾講師みょうりに尽きます。

 

先週、ある子が、少し表情に陰りがありました。

それとなく聞いてみると、私立高校の推薦が決まった子がクラスにも何人かいたそうで、早く決まった子への焦りや不安、または何かの複雑な感情があるようでした。

 

分かる、分かるぞ。

その気持ち。

高校入試だけでなく、大学入試や就職活動、昇進、人事異動など、人生のいろいろな場面でそういう感情とこれから上手につきあわなくてはいけないのよ。

どんなに順調に進んだ人でも、どこかで必ず味わうことなんです。

 

でも、焦らずに。

自分のペースというものがあるし、自分の価値観を信じて、心を乱されることなく、淡々といけばいいんじゃないかな。

 

教養堂ではみんな一緒に頑張っている同じ塾生がいます。特にどうということではないけれど、違う中学校でも同じ塾生同士、一緒に勉強している、それだけでも勇気がもらえますから。

 

論語にある通りで、

「朋、遠方より来る。また楽しからずや。」

です。

 

 

私立入試直前の今日はいつも以上に、「大丈夫。」という言葉を多く発しました。

たぶん、子どもたちには、「今日はやけに優しい。」と思われたのかもしれません。

 

そういえば、年明けからみんな、ずっとマスクをしています。

風邪やインフルエンザの予防ですね。

そんなみんなに今日は、ビタミンC補給の名目で、「ハイレモン」を渡しました。

 

 

教養堂開塾1周年  since 2018

さて、おかげさまで昨年2018年2月3日に教養堂を開いて一年。

教養堂に集っていただいた塾生と、運営にご理解とご協力を賜っております保護者様には本当に感謝しかありません。

 

自分で作った塾に、こうしてお集まりいただき、受験シーズンを迎えていることに、全身から感慨がこみ上げてきます。

やっぱり自分で塾を開いて良かったなと心から思います。

今はあらゆるすべての事を塾生たちに注いでいます。

この広い世の中で、自分が作った塾が生まれ、存在することが、こんなにも、いとおしい気持ちになれるとは思いませんでした。

また一年、感謝の気持ちを忘れず、教養堂にすべてを捧げたいと思います。

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