塾の日記 2025年7月12日|土曜日
2025 4/9-7/10
2025年4月4日(金)
晴
おだやかな春の訪れ。
五条川の桜並木も八分咲き。
今週末は見頃だろう。
本日で春期講習が終了。
来週から1学期通常授業。
春期講習は毎年のことながら、あっという間に過ぎる。
午後
中3授業。
歴史の精読シリーズ。
室町・ヨーロッパ・安土桃山時代。
夜
中2
英語と数学
中3
数学
春期講習での新学期授業内容は随分進むことができた。
これで5月の連休まで順調に進む下地ができた。
中3の歴史はようやく安土桃山時代まで来た。
4月中に江戸時代まで進む予定。
教養堂の備品にはあえて歴史史料として使えるように準備している。
茶碗や急須にはわざと有田焼や波佐見焼のものを使っており、毎年現物を披露している。
回覧資料
金閣の資料
龍安寺の石庭資料
堺と千利休の資料
有田焼と波佐見焼(現物)
蚕・綿・羊毛(現物)
2025年4月9日(水)
晴
五条川の桜も満開に。
小学生
新学期授業開始。
予習を開始。
今年度はスタッフの人員を増やし、より細かく見られる体制にした。
小学生コースはじっくり思考力を熟成させるイメージで育んでいく。
そして知る喜び、学ぶ楽しさ、深める面白みを味わってもらう。
中3
英語は精読・音読・文法演習。
数学はどんどん予習して行く。
社会 歴史は江戸時代へ。
回覧資料
・踏み絵 聖母マリアレリーフ(生月島売店で購入したレプリカ)
・上時国家の資料
中3生は5月に修学旅行が入る。
中学校によってバラバラ。
主に東京方面が多い。
東京とディズニーランドがワンセット。
今年に限り大阪方面へ行く中学校もある。
USJと大阪万博に行くらしい。
大口中は伝統的に島根県松江。
地元出身の堀尾吉晴公が松江城主になった縁である。
思えば江南市付近は、信長・秀吉の家来でのちに大名になった人たちの地元ゆかりの場所がたくさんある。
信長ゆかりのお寺や、家康が小牧・長久手の戦いの前に視察で登った小高い丘があったり面白い。
2025年6月7日(土)
晴 時々 曇
午前中から陽射しが強くクーラーをかける。
午後から曇りがちとなるも梅雨特有の湿度。
これから夏場を迎え秋までずっとクーラーのお世話になる。
本日から1学期期末テスト期間に入った。
週末勉強会の開催。
午前中からお弁当持ちで、早い日程の中学校の塾生から勉強会開始。
6月はほぼ定期テスト期間で教室全体が緊張感に包まれる。
中学1年生は初めての経験になるのでびっくりすると思うが、ここで一気に長時間の集中に耐える勉強の仕方を慣れてほしい。
ひとりひとり勉強の進め方を変えて指導する。
すでに夏期講習の日程はお知らせしている通りだが、今年はさらに授業構成を変えるつもりである。
今はその準備で頭がいっぱい。
具体的に塾生の顔を思い浮かべ思案中。
結局、毎年授業の進め方を変えている。
毎年の塾生の顔ぶれが違うので、型にハマった指導形態は取らない。
芸人に上手も下手もなかりけり
いく先々の水に合わねば
噺家につたわる有名な川柳だが、芸事だけでなく相手のある商売全般に通ずる物事の神髄だと思う。
対面する塾生ひとりひとりに適宜合わせていかねければ、それは空転するするだけであると心に銘じている。
同じ塾生であっても日々成長する。
気持ちも変化するしモチベーションも時として違う。
だからこそ毎年飽きることなく同じことでも教えていられる。
ジャズのアドリブと同じで、毎回全く違う結果になる。
そこが面白くもあり恐ろしいことでもある。
2025年6月8日(日)
曇
1学期期末テスト勉強会2日目。
みんな集中度が高くて逆に驚く。
初めてのテストを迎える中1生も先輩の学習意欲の雰囲気にすぐ馴染んで頑張っていた。
ある中学校の社会のテスト範囲が、日清・日露戦争から戦後・現代までという範囲。
流石にこれは広い。
長すぎて逆に時間感覚が狂うほど。
ちなみに今年2025年は昭和元年から100年。
昭和64年から36年。
降る雨や昭和も遠くなりにけり
2025年6月20日(金)
晴 時々 曇
教養堂の中学生コースの6月はずっとテスト対策の授業で明け暮れている。
江南市内の中学校はすべて対応。
大口町や一宮市の中学校も対応しているので、細かく日程が分かれる。
本日は前半戦が終了。
テストが終わった中学校から、テストの見直しを進める。
これを私はテストの「感想戦」である。
単に点数だけでは分からないドラマがそれぞれある。
正解にいたる道にも色々あるし、ミスにも色々ある。
それぞれの子にあった思考の道のりや癖などがある。
来週以降にテストを控えている中学校は大詰めである。
みんなよく頑張っている。
集中度合いが凄い。
年々歳々実感する。
塾生の勉強の質が良くなっている。
明日明後日の土曜と日曜は1学期最後のテスト勉強会。
これが終わると教養堂は一気に夏モードへ。
すぐ夏期講習に入っていく。
今週末も夏期講習の個別説明会を実施する。
各学年の定員をやや増やした。
各学年もう少しは受け入れられそうだ。
それでも中2中3生はあと1〜2名ほどで締め切りとなる。
以後は欠員が出たら適時募集とする。
2025年6月21日(土)
晴 時々 曇
夏至
朝から中学生のテスト勉強会実施。
あっという間に時間が過ぎて1日が終わる。
体感で1時間くらいか。
それは大袈裟であるが、気づいたら終わっていたという感覚。
外は相変わらず暑いが、梅雨前線がどうやら復活するらしい。
来週は幾分過ごしやすくなるか。
2025年6月25日(水)
曇
梅雨特有の湿度と蒸し暑さが戻ってきた。
紫陽花が綺麗に咲いている。
庭の雑草が伸びているので、明日刈り取ることにする。
地元の専門業者さんにお願いして、庭木の伐採をする。
教養堂の2階より高くなってきている。
開校した時はまだ1階部分までの高さだったのに。
葉が生い茂り天然のカーテンのようになった。
今年も野鳥が巣を作っていたので、そこだけは残していただくように依頼。
昼間、鳥の鳴き声を聞きながら仕事をしていると癒される。
木漏れ日が愛おしい。
ここだけを切り取れば、林の中のコテージにいるみたいだ。
毎年ながら雑草は大変である。
無論世の中に「雑草」という草はない。
人間様が勝手にカテゴライズしたまでのこと。
便宜上、雑草と呼ぶが、
一度、ヤギを連れてきて食べさせようかと考えた。
貸し出している自治体もあれば民間業者もあるそうで、
究極の持続可能な循環になる。
なんでもヤギは一頭だけではダメで、必ずオスとメスのつがいじゃないと貸せないそうである。
一頭だけでは寂しくて仕事にならないらしい。
貸し出しが結構手間で断念した。
そういえば今年もまもなくヤモリが窓際に登場する頃であろう。
オスとメスがいる。
もう何世代目だろうか。
草を刈り取ると餌を探しに窓を登ってくる。
このあたりもまだ捨てたものではなく、夜仕事の帰り道にキツネと出会うこともある。
タヌキかな?
いや、あれはキツネだ。
たしかにキツネだった。
黄金の毛並みと長い尾を揺らしながら、
流星の如く稲穂の中を走り去って行った。
2025年7月2日(水)
曇のち にわか雨
小学生の授業が終わって外へ出ると、道が湿っている。
ほんのわずかに、にわか雨が降っていた。
もはや霧のような雫が舞い降りている程度だがそれでもほっとする。
ここ最近の暑さに困っていた。
まだ梅雨は終わってほしくない。
中学生の授業では長かった定期テスト期間が終わり通常モード。
夏休みまであと数週間だが、この狭間の期間こそが結構大事である。
来週は模試を予定。
夏期講習前に学力診断の意味合いも含めて実施する。
中3
英語と数学を主に進めた。
英語は文法中心。
新しくなった文法が使われた英語の曲を何曲か紹介。
当然、「ロックで学ぶ英語」からの曲も紹介。
そういえば今度、中1で「音」の授業に入るのでギターを持ち込もうかと考えている。
アコースティック・ギターとエレキ・ギター両方使おうかと。
アンプも持ち込むか。
2025年7月3日
雲 時々 にわか雨
午前中、私立名城大学附属高等学校の塾対象説明会に参加する。
例年10月頃の開催が前倒しで7月に開催。
来年度入試より、学科・クラス別の募集がなくなり、普通科の一括入試に移行する大幅な変更があるので早目の告知。
高校の普通科も時代のニーズに沿った変革の動きが出てきている。
中1
社会の授業。
地理の気候帯、気候区、宗教を扱う。
番外編として南西諸島の地理について解説。
吐噶喇(トカラ)列島の地震が活発化している。
悪石島ではついに震度6弱の地震が起きた。
九州から種子島、屋久島、南の南西諸島の位置関係や尖閣諸島、日本最西端の与那国島まで地理関係を確認した。
現在起きている事象を常に学習に反映したい。
松下村塾の吉田松陰先生も『飛耳長目録』というものを作り、現在起きているニュースを塾の教育にフィードバックしていた。
学問が時事問題と地続きになっていればこそ生きる学問になる。
2025年7月4日(金)
曇
午前
私立大成中・高等学校の塾対象説明会に参加。
午後
教養堂へ。
夏休みの準備、事務作業。
小学生
小6算数「場合分け」の演習。
小5算数「割合」の演習。
「割合」は今後につながる最重要単元。
丹念に繰り返し演習をする。
小3算数「グラフ」。
全小学生に課題図書を読破してもらっている。
算数は深い。深すぎる。
思考の仕方のスキルがこれでもかと入っている。
中2
英語
数学
中3
英語
数学
解の公式など。
英語はキーとなる単語の語源を解説。
夜、授業を終え外に出るとビニールハウスの中にいるかのような蒸し暑さに圧倒される。
夜ですらこの状態なので、昼の暑さに思いやられる。
明日から懇談会が始まる。
2025年7月10日(木)
晴
午前中のひととき、蝉の鳴き声がちょっと聞こえた。
この夏はじめてのことである。
記憶では昨年は7月6日に初めて蝉の声を聞いている。
4日ほど遅い。
小学生
国語の創作文で盛り上がった。
構想を練るときに頭で考えるのだが、楽しい文章構成を想像してしまいそれがもう溢れ出しているわけだ。
それで笑い出してしまう。
これを説明する日本語が見当たらない。
プリミティブな現象というか。
そうなるともう溢れ出しているのを掬い取って、急いで文章に起こす。
速記に近い状態でどんどん書きまくる。
推敲は後回し。
まずは原石が大事。
侮れない小学生の感性。
大人の言うことを信じるんじゃないぞ。
そんな感じで夏期講習も作文講座を開く。
中学生
「来る時に毛虫が自転車にたくさん引っ付いていて……
それで遅刻しました。」
という理由は初めてであった。
その毛虫、やがては立派な立派な蝶になって飛び立つのだろう。
終日、模擬試験。
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