こんな話  2025年5月26日|月曜日

関西に集結「国宝展」巡り 奈良国立博物館と大阪市立美術館へ

2025年 大阪・関西万博に合わせて、国内の国宝が関西に集結。

建築物を除く、日本の国宝の3割(912点のうち260点以上)が集結。

 

奈良国立博物館の「超 国宝展」

京都国立博物館の「特別展 日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」

大阪市立美術館の「日本国宝展」

 

5月の雨の週末、「国宝展」のハシゴ。

国宝の帰省ラッシュ。

教科書に掲載されている定番の宝物もたくさん出展。

この機会を逃す手はないので教養堂主人も早速。

 

奈良博は仏教芸術を中心。

京博は絵画を中心。

大阪市立美術館は広範囲な国宝展。一般的な方や子どもたちなら大阪の国宝展がおすすめ。

 

まずは奈良国立博物館へ。

主に仏教にちなんだ国宝がズラリ。

 

「百済観音」

はじめて拝ませていただきました。

本当に素晴らしく、オーラがありました。

飛鳥のヴィーナスです。

海洋堂のフィギュアを教材用として買おうか迷いましたが、如何せん小さく迫力がなかったので断念。

 

「七支刀」

百済から贈られたものらしく3〜5世紀頃のもの。

金の文字も見られました。

 

「菩薩半跏像」

黒光りした菩薩様。

こちらも有り難みのオーラに包まれます。

 

 

唯一、撮影が許可されていたのが国宝展とは別の仏像館の展示で、高野山金剛峯寺の仁王門の金剛力士像の2体。

高さ5メートルほどで圧巻の迫力。

普段は高野山におられますか、金剛峯寺仁王門の改修工事のため、その期間こちらにいらっしゃいます。

ポーズもバッチリ決まってました。

 

そして天王寺の大阪市立美術館へ。

こちらはより広範囲の内容で楽しめました。

 

狩野永徳の「唐獅子図屏風」

これは教科書でも必須事項。

本物は大きく、大迫力。

これは教科書の資料だけでは良さが分かりません。

こちらはミニチュア屏風を教材として購入しましたので、教室でご披露します!

 

伊藤若冲の鳥の絵もありました。

この人は時空超えてます。

現役の現代アーティストです。

 

紀貫之や小野道風、源兼行の古今和歌集の筆は濃淡がしっかり分かって生々しかったです。

 

刀剣では、飛鳥時代の「七星剣」や聖徳太子ゆかりの剣も。

刃が未だに光り輝いていました。

 

鑑真和尚の木像は生きているようでした。

 

堪能しました。

京都国立博物館の国宝展までは辿りつけず。

時間切れ。

まずは2つの国宝展の感動を、今週の授業でご紹介します。お楽しみに。

 

KEYWORDS

お問い合わせ

top