こんな話  2022年4月8日|金曜日

東京都 豊島区椎名町 トキワ荘を訪ねて

毎度、流浪の取材記「おくたび」のお時間がやってまいりました。

今回はこちら。

 

東京都豊島区 椎名町 「トキワ荘ミュージアム」

2021年初秋に訪れました。

 

中学生の頃、藤子不二雄Ⓐ先生の名作『まんが道』をむさぼるように読んだので、「トキワ荘」はまさに聖地です。

 

主人公がさまざまな体験を通して内面的に成長する教養小説を、ドイツ語で Bildungsroman(ビルドゥングスロマン)と言います。

この『まんが道』はまさにその漫画版と言えます。

 

 

 

 

漫画の神様、手塚治虫を慕って若き漫画家が集ったアパート。

日本の漫画の黎明期。

現在はかつてのトキワ荘が復元され、記念館として人気のスポットになっています。

 

 

西部池袋線で池袋から少し乗って椎名町駅に降ります。

少し歩くと閑静な住宅街と商店街の中にトキワ荘があります。

 

当時のまま、復元された「トキワ荘」。

町おこしのために「トキワ荘」が記念館として復元されました。

それまで、「トキワ荘」があったこの町が漫画の聖地だったとは、忘れさられていたそうです。

 

町のボランティアの方に伺うと、

 

「あそこの喫茶店では、商店街の中で唯一クーラーがあったので、夏によく石ノ森章太郎先生が漫画を描いていました。」

 

「ここは元米屋だったのですが、寺田ヒロオ先生がよく米を買いに来ていたそうです。」

 

「街の人からは、寺田ヒロオ先生だけがしっかりとした方だと思われていました。」

 

など、貴重なお話がどんどん出てきます。

 

当時の街の方には、トキワ荘の漫画家たちはかなり怪しい集団とみられていたそうです。

曰く、夜中ずっと明かりが煌々と点いている。

いい若い者が、昼過ぎに起きてきて町中をぶらぶら歩いている。

などなど。

 

 

こちらは寺田ヒロオ先生の部屋を忠実に再現したもの。

 

「まんが道」に出てくる、ラーメン屋「松葉」。

健在です。

 

 

先日お亡くになられた、藤子不二雄Ⓐ先生。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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