こんな話  2018年4月21日|土曜日

その子に適した部活動、そして部活動占い。

ひそやかな楽しみ、部活動当てゲーム

中学生の子だと特に感じるのですが、所属する部活動ごとに、最大公約数的にある種のパターンがあると感じています。

最近では初めて会う子でも、どの部活動に所属しているのかだいたいの検討がつきます。

ぞれぞれの部活動における特徴は、その子の行動パターンや思考パターンにも影響を与えると思うからです。

 

ただ、たまに外れることがあります。

え?○○部だっけ?

イメージと合わない時があります。

そういう子の中には、本人もその部活動が実はあまり面白くなくて、あまり参加していなかったり、やがては辞めてしまった子もいました。

 

特に中学生の部活動は、学校の授業以外で最も時間を割く活動です。

現在、この部活動の在り方も変わりつつありますが、多くは学校の生活の中で大きな割合を占めます。

高校受験をどこにするか、と同じくらい慎重に決めるべきだと思います。

 

基本的に部活動はどんなに練習がハードでも、その子が根本的に好きな活動でなくてはいけないと思います

 

タイプで見極める部活動選び

小学生から見ていた子で、中学に進学する時にどの部活動にしようか迷っていて、相談に乗ったことがあります。

その男の子は、剣道部かサッカー部を候補に挙げていました。

私は迷わず剣道部を勧めました。

 

剣道部は団体戦もありますが、個人競技と言ってもよいです。

彼はマイペースで自分の好きなことを深めていく気質がありました。

あまり人に影響を受けることはありませんが、競争となると少し気が引けてしまう所もありました。

サッカーの場合は、ほかの人のプレーをしっかり見て動いたり、パスをつなげることなど、チームの連携が重視されます。

またレギュラーなどのポジション争いで同級生と競い合うことは、彼の温和な性格では面白くないだろうと思いました。

 

剣道は自分の技を深めていく、精神面の鍛錬があります。

その後、彼は高校に行っても剣道を続け、昇段試験も楽しみながら受けていました。

そういう意味では、水泳部や陸上部も個人競技であり、タイムを縮める自分との勝負という同じ面があります。

 

野球部の子ではポジションによってタイプが違うことがありました。

キャッチャーをずっとしている子とピッチャーの子では、同じ野球部でもまったく違いました。

野球は監督の指示が絶大です。上意下達が徹底されていたりします。

サッカーは流動的なので、個人の判断力に追うことが多いです。

 

室内競技でも、バレーボール部とバドミントン部、バスケットボール部ではやはりちがいます。

バレーボールは集団競技。チームメイトといかに連携できるか。サッカーと似ています。

バドミントンはダブルスもありますが、個人技が光ります。マイペースな子はいいでしょう。

テニスも同じです。

テニス部は特に女子は真っ黒に日焼けします。

「先生、私、ずっと日焼けしたままかな?」と相談を受けたことがあります。

いえいえ。大丈夫。

私がかつて見ていた子で、女子アナウンサーになった人がいますが、テニス部で真っ黒でしたけど、それはそれは色白のお嬢さんになって人気を博した人もいますよ。

バスケットボールは集団競技ではありますが、1対1の格闘技的な要素や個人技もあります。

 

 

まず自分が団体競技に向いているか、個人競技に向いているかを知るところから始めると良いでしょう。

さらに運動系か文科系かということもポイントです。

 

運動系でも室内競技か屋外競技かでも生活パターンが変わります。

屋外の野球、サッカー、テニスは日が暮れると終わります。いくらハードな練習でも日没までには終わります。

長時間の練習でも、おおよその時間が分かるので、実は塾としても予定が立てやすいのです。

 

翻って、室内競技のバド・バスケ・バレー・卓球などは体育館の使用時間によって、日程が変わります。

正直、夏休みなど、午前・午後が毎日入れ子状態で変わるので、塾泣かせです。

 

また文科系でも吹奏楽部などは、第1番目に担当の先生のキャラクターで決まります。

全国を視野に入れていたり、カリスマ的な指導者の吹奏楽部員の子たちは、中3の夏は午前・午後と弁当持ちなので、塾の夏期講習は、まず「終わった」と思ってしまいます。

ですからあらかじめ、そういう部活動の子には受験までの計画を特に綿密に話し合います。場合によってはお断りすることもあります。

吹部は大人数になるので、いろいろな子と知り合えるというメリットがあり、閉鎖性がない気がします。つまり人間関係に悩みそうな子でも比較的過ごしやすいと言えます。

 

新しく中学生になる子には、ちょっとおせっかいかもしれませんが相談には乗りたいと思います。

 

大人になってその人がどのような人か、学生時代の部活動から占うことができるかもしれません。

けっこう当たる気がします。

 

ある人で、司会の仕切りをそつなくこなす人がいました。

その人はずっと柔道をしていた人でした。

なるほど、相手の力を借りて最小の力で自分より大きな人を投げ飛ばす能力は、司会というバランスを考えてある結論に落とし込む能力に生かされるものだと感じ入りました。

 

 

これまでにない部活動を

ちなみに面白いと思うのが、男子の家庭科部。たいていどこも女子のみだと思うのですが、これからの時代はアリだと思います。

男子でも一人で自活する時の技術を習得できるのはもちろんですが、そもそも日本でも世界的に有名な男性の料理人やファッションデザイナーがたくさんいるのに、なぜ学校では家庭科部に男子がいないのでしょうか。

 

これは私の勝手な想像ですが、男子なら料理を実験的なものととらえ、奇抜なものを作り出すような気がします。それはおいしい、おいしくないにかかわらずですが。

 

塾で受験が終わった子たちを集めて「たこ焼きパーティ」を開いたことがあります。

最初は普通のたこ焼きを作っていたのですが、そのうちたいてい男子は変なトッピングをして世にも奇妙なたこ焼きをこさえてきました。

「先生!僕たちが愛情をこめて作りました。」とニヤニヤしながら、皿に見たこともないような色のたこ焼きを乗せて、毒味を私にさせてくるのです。

 

10代の男の子だと、大人では考えもつかないような斬新な料理を作り出す気がします。時にはサイケデリックな料理も出てくるでしょうが、そういう遊びは大切です。

 

若いうちは運動した方が良い?

いえいえ、料理も筋トレ必要です。大きなフライパンを片手で調理をするためにバーベルを上げる練習も必要でしょう。

麺を打つために、足腰のトレーニングは実地でできますし、うどんやパンの生地は体全体で練らなければいけません。

 

さらに中華料理などで、フライパンを炎上させて、さっと料理を仕上げるしぐさなどは、結構男子は憧れるものでしょう。

やはり感性が鋭い時に、食物の素材や味の工夫など、五感をフル動員させる調理をするのは良い経験になります。

 

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