塾の日記 2022年6月8日|水曜日
2023 私立大学入試 定員の厳格化を緩和
6月6日の読売新聞報道から。
文部科学省は、学生の都市部への集中を避けるために厳格化していた私立大の入学定員の基準を、来春(2023年度)入試から緩和する方向で変更する方針を決めた。
2016年度より大都市圏の私立大学の定員の厳格化が始まり、定員を大幅にオーバーしての合格がなくなっていました。
定員オーバーの合格者を出すと、私立大学の補助金がカットされるようになっていたのです。
近年、私立大学は軒並み難易度が上がり、人気のある大学ほどなかなか合格できない状況が続いていました。
今回の報道によると、定員を毎年の学年の定員ではなく、全学年の総定員で判断するように変更されるとのことです。
ある年に定員オーバーで合格者を出して増えたとしても、次年度に合格者を減らすことで調整ができるようになりました。
これで、3月末の時期遅れの追加合格や補欠合格は減ることや、無駄な入学金の支払いのリスクを回避できます。
今回の報道通りに緩和されたとしても、直ちに大学入試が易化するとは限りませんので、十分な備えは依然として必要だと思います。
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