勉強の話  2020年8月3日|月曜日

中1理科 植物 グッとくるコケ植物

中1理科 植物の単元

被子植物 単子葉類 双子葉類 合弁花類 離弁花類

裸子植物 シダ植物と続き、

 

満を持して登場

 

コケ植物。

 

グッときます。

 

心のスキマに、いつの間にか生えます。

 

 

 

 

 

「コケ植物」とは、

 

水辺や建物のかげや路地裏に生息する。

 

ひっそりと人知れず生きているんですよ。

陰ながらに。

 

奥ゆかしいのです。

 

 

藻類より進化した構造をしているため、乾燥に強いものもいる。

 

でしょ?

ヤワじゃない。

たくましいのよ。

海から陸地に初めて上がった勇者なんです。

 

 

そのため、維管束がない。

根・茎・葉のつくりもない。

 

 

簡素なつくり。

シンプルライフ。

 

根も葉もないウワサには耳を貸しません。

そもそも根に持つタイプじゃないのです。

 

 

ただし仮根と呼ばれる部分があり、からだを地面などに固定しておく役割があります。

 

大地に腰を据えて、全身でしっかり踏ん張っているのです。

 

 

そりゃ、違いますよ、サクラやヒマワリたちとはね。

 

あちらはなんですか?

 

春や夏のちょっとした時期だけ、一躍センターに立ってスポットライトを浴びて。

いい気なものです。

 

すぐ散ったりしおれるのに。

散り際もチヤホヤされて。

 

 

こっちはね、光がなくたって、一年中じめじめした所でもずっとたくましく生きているんです。

なんなら、岩にだって生えますよ。

 

 

英語の格言でもおなじみ。

 

A rolling stone gathers no moss

転がる石には苔が生えぬ

 

「職業や住まいを転々と変える人は金がたまらず友人もできない」

 

と、

 

「常に活動的な人は新鮮である」

 

との両極端の意味をもっているんです。

 

 

 

 

 

 

種子はつくらず、胞子を出します。

 

なんでも種子で増えると思ったら大間違いです。

 

こちとら、地面に胞子をまいて増えますから。

あくまで足下を忘れない、庶民派です。

 

 

花はつけません。

 

当たり前でしょ!

見栄えだけよくてもね、虫がつくだけです。

蝶よ花よと育てられたお嬢様とは違うのよ。

 

 

葉緑体があるので光合成します。

 

当然。

そこは、植物としての礼儀はちゃんとわきまえておりますよ。

 

基本に忠実です。

 

 

 

 

 

湿気のあるところでないと、生きていけません。

 

意外と……はかないのです。

 

 

 

 

コケ植物、

なんだか泣ける。

 

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