塾の日記 2017年11月24日|金曜日
教養堂前夜 イメージを変える。
私は20歳の頃から少しずつ白髪が増え始めました。
父も母も年の割には白髪が多く、祖父は真っ白。
これは遺伝と言えるかも。
ですから若い頃からちょくちょく黒染めをしていました。
40歳になると、「これ、染めてなかったら、どれくらいの白髪具合なんだろう」と、自分でも分からないくらいでした。
鏡で結構多いんじゃないかな、と自分の頭を眺めていました。
その時は50歳を越えたら、染めるのを止めようと思っていました。
白髪でかっこいいのは、昔の文豪ですね。
川端康成はきれいな白髪でした。
藤本義一も渋くて良かったですね。
音楽家もいましたね。
指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン。
J.S.バッハ。
…あれはウィッグの方か。
ロック畑でもいい感じの人、増えました。
佐野元春。私が目指したいところですが、なかなかあのレベルは高いですね。。
吉川晃司は意外でしたね。モニカを歌っている頃は想像つきませんでしたが、今は本当渋くなりました。
イチローとは同世代ですが、いい感じのシルバーになってきました。
女性の白髪、いいでよね。
女優の草笛光子さん。
すごく上品でエレガントだと思います。
中尾ミエさん、すっごくカッコいい。
女性の白髪はむしろ健康に思えますし、アクティブな印象があります。
私が狙っていくのは……、(なんだ、狙うって?)
何といっても、「教授」こと、坂本龍一ですね。
あの感じ、目指したい。
教養堂を設立するのを機に、これからは素の自分を出そうと、思い切って染めるのを止めました。
もう17年くらい通っている江南の床屋さん「モリタ」さんに、
「これから染めずに行きます」と、宣言すると、一瞬驚かれました。
もうその年でいっちゃうの?という感じで。
ちなみにモリタさんはとても話芸を心得ていらっしゃる方で絶妙な話し方をされます。
私は勝手に理髪業界の「さだまさし」と思っています。さださんにどことなく似ています。
過去に4回写真を持って行って、「これにしてください」と頼んだことがあります。
1回目「ジェームズ・ディーン風」車に乗っている横顔の写真。→俺はアジア系だったと悟る。
2回目「ブラッド・ピット風」映画「セブン」のパンフを直接見せた。→俺はアジア系だったと思い出す。
3回目「台湾の青春映画風モッズヘア」主人公に感情移入しすぎて迷走した。→周囲がざわついた。
4回目「レオン・ライ風」 香港映画「インファナル・アフェアⅢ」のパンフを直接見せた。→単に髪を短くしただけだった。
今となっては完全に黒歴史です。私の迷走期でした。
モリタさんによると、私の場合、髪の伸びるスピードから3か月もあれば染めが抜けるそうです。
すると本当に3か月後にはすっかり落ちました。
3か月後、想像以上に真っ白だったことが逆に嬉しくて、ここまで来たら全部真っ白になりたいなどと思うようになりました。
以前からのお付き合いの人には、「白く染めたの?」とか、「〇〇のマネ?」とか言われました。
いえいえ、これ地毛です。
でもみなさん、私のシラガーデビューを結構好意的に受け止めていただいて、「なかなかいいですね。」と、励ましてもらいました。
こういうの、勇気いただけます。
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