こんな話  2017年12月12日|火曜日

教養堂の源流Ⅱ

教養堂を設立するにあたり、大切な格言が三つある。

まず前回に続いて、論語から。

 

孔子『論語』 巻第三 雍也第六

 

子曰 知之者不如好之者 好之者不如楽之者

 

子の曰はく、これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。

 

訳:先生がいわれた。「知っている者は好む者にはおよばない。好む者は楽しむ者にはおよばない。」

 

「楽しむ」とは高次元の境地だと思う。「楽しい」ではなく「楽しむ」というのはより能動的である。そして俯瞰し客観化した視点がある。

「楽しむ」術を身につけることができたならそれはどの分野でも応用が効くだろう。

 

ギリシャの哲学者ソクラテスの有名な格言がある。

「私は自分が知らないという事を知っている。」

いわゆる「無知の知」という。

知らない、ということを自覚する。そこから学問は出発する。

 

ルネサンス時代のイギリス経験論の父ベーコンの格言。

「知は力なり。」

 

知に対する古今東西の格言は勇気を与えてくれる。

教養堂開塾の後押しをしてくれた格言だ。

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