塾の日記  2024年2月10日|土曜日

教養堂の一年で一番長い日

昨年来、教養堂ガーデンの木立ちに鳥が巣を作るようになった。

11月に、すでに飛び立った後の「空き巣」を見つけた。

主はすでにいなかった。

 

丹念に小枝を集めて作ったであろうときれいな半円球の巣が残されていた。

庭師さんにお願いしてこの空き巣はそのままそっとして置いた。

 

2月初旬の昼下がりの週末、テスト前の特訓会の休憩中に換気を良くしようと窓を開けていたら、何やらチュンチュンと鳴き声がする。

どうやら春の訪れとともに、鳥たちが巣を作り出しているのかと思われた。

教養堂の場所でも自然を感じられるものである。

 

立春を過ぎ、日中の陽射しが暖かい。

先日は、小学生の授業で「三寒四温」を説明した。

 

教養堂にまた新しい春が来るのである。

それは、卒業していく塾生もいれば、新しく教養堂の門をくぐる新塾生の時期と重なる。

教養堂の教室の何も言わず黙々と仕事をこなす木目の机と黒い椅子たち。

何人もの塾生がかわるがわるそこで学習していく。

 

行く川のながれは絶えずして しかも本の水にあらず

鴨長明

 

東風吹かば にほひをこせよ 梅の花

主なしとて 春を忘るな

菅公

 

おそらく本日が教養堂の一年の中で一番長い日になろうかと思われる。

 

高校生の定期テスト直前期にして中学1年2年の学年末テスト直前期、中3の高校入試直前期にして、インフルエンザ自宅療養からのオンライン授業、高校進学が決まった新高1生の予習授業、小学生授業、そして新年度入塾個別説明会多数。

教室の座席も満席御礼ながら(すでに満席からあふれて座れず、急遽椅子と机を増やしたという説も)、オンライン授業での電脳空間にも進出している。

 

教養堂の校舎も活気が出て、教室も喜んでいることだろう。

建物は人の出入りがあって初めて建物として機能する。

塾もしかり。

もし、人の出入りが途絶えたなら、瞬時に建物は廃墟として朽ち果てるだろう。

塾も然り。

そこに集う塾生がいて初めて塾と呼べる。

 

今年度の教養堂はあと数週間で終える。

定期テストと高校入試、大学入試の時期がすべて一致する。

そして2月下旬にそれらすべてが終わると、教養堂としては新学年を迎える。

終わりと再生の時期を迎える。

 

教養堂の今年の最高潮が今週と来週の週末に至る。

 

春はまもなく

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