勉強の話  2018年12月27日|木曜日

亥年に気をつけろ

冬期講習の中3講座で歴史の近現代を講義しました。

少し脱線して、干支のイノシシ年は要注意と触れましたら、

 

え?なんでですか?

 

と聞かれたので、あらためて暦の重要性について話してみました。

 

元号と干支は、日本の歴史時間に確かに組み込まれています。

 

元号については、西暦でいいのでは、という意見も聞かれます。

元号は、大化の改新以来、日本を成立させている重要なソフトです。

西暦と和暦のダブルスタンダードでいいではありませんか。

 

歴史の教科書では巻頭に少し触れておりますが、「十干十二支」はしっかりおさえておく必要があります。

中国の陰陽五行説、辛酉革命説など、さまざまな所で古来使われてきた思想です。

 

十干:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

十二支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

 

これを組み合わせることで、60パターンの暦の名前ができます。

「乙巳の変」「壬申の乱」「戊辰戦争」「甲午農民戦争」「辛亥革命」などすべて十干十二支から来ています。

 

1番目が「甲子」。

甲子園はその年にできました。「子」が、ねずみ年です。

「丙午」(ひのえうま)など迷信による弊害の年もありました。

60番目が「癸亥」(みずのとい・きがい)で、今度は2043年です。

60年で一巡しますので、これを「還暦」と言います。

還暦を迎えると、赤子に戻るということで、赤い物を身につける風習がここから来ています。

 

さて、来年は「己亥」(つちのとい、きがい)ですが、「亥年」は重大事件が多いのです。

単なる事件ではなく、甚大な自然災害と国家転覆級のテロ計画が重なります。

 

歴史の教科書にも載る亥年のおもな大事件を挙げてみます。

 

1995年 阪神大震災  サリン事件  警察庁長官狙撃事件

1983年 日本海中部地震  三宅島噴火

1959年 伊勢湾台風

1923年 関東大震災  虎ノ門事件

1911年 稗田山崩れ  大逆事件

 

あくまでも確率からくる迷信に過ぎません。

 

江戸時代までは、このような災害や事件が起こると、改元しました。災異改元とも言います。

来年は改元されますから、避けることができるかもしれません。

 

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