こんな話  塾の日記  2022年2月22日|火曜日

ウクライナと『ひまわり』

冬期北京五輪が終わり、いよいよ国際政治はウクライナ問題に焦点してまいりました。

 

学生時代にヨーロッパを周遊した折、東欧の奥深く分け入りました。

1990年代半ばの2月頃でしたが、ルーマニアとウクライナの国境付近も旅したことがあります。

カルパティア山脈あたりでとても寒かったです。

 

まだ道には農業用馬車が走っていて、よくヒッチハイクをして乗せてもらいました。

後ろの荷台の干し草に寝っ転がりながら、のんびり運んでもらいました。

村の売店では袋に詰めたお菓子で「ひまわりの種」を炒ったものがよく売られていて、旅の途中でよく食べたものです。

 

バザーで、村のおばあさんたちが編んで作った手縫いのセーターが売られていました。

旅の途中、買って着込んでいましたがとてもあたたかったです。

羊の毛を刈って糸巻き車で作って編み物をしたものです。

今でも時折着ています。

 

 

「ウクライナ国旗」

空の青と麦畑の黄色

 

本日は、中学生の授業でウクライナ問題について、

歴史・地理・公民の教科書内容で分かる国際政治を中心に。

ロシアとウクライナは遠い国の問題ではなく、東と西で領土問題を抱えるということでは、日本も対ロシア外交にただちに影響する問題です。

 

まず、ロシアとウクライナの地理関係と鉱産資源、農産物。

黒海とカスピ海。

オデッサとクリミア半島

黒麦・ひまわり

黒土地帯

ドネツ炭田

バクー油田

天然ガスとヨーロッパへ送るパイプライン

 

歴史についても少し。

キエフ大公国

モンゴル帝国襲来

ナポレオンのロシア遠征

クリミア戦争

 

『戦艦ポチョムキン』 1925年 ソ連映画

監督 セルゲイ・エイゼンシュテイン

 

ウクライナの黒海の港町オデッサで起きた1905年の戦艦ポチョムキンの反乱を描いた名作。

モンタージュ手法など後の映画に多大な影響を与えました。

 

1938年ミュンヘン会談後のナチス・ドイツによるチェコ・ズテーテン地方割譲とドネツク地方の新ロシア派共和国のロシア承認のアナロジー

1941年独ソ戦

 

冷戦時代のNATOとワルシャワ条約機構の対立

ハンガリー動乱とプラハの春

冷戦後の旧ソ連解体

ロシアの勢力圏後退

プーチン登場まで

を軽く説明。

 

最後にウクライナを舞台にした映画を紹介。

 

『ひまわり』 1970年 イタリア映画

監督 ヴィットリオ・デ・シーカ

主演 ソフィア・ローレン / マルチェロ・マストロヤンニ

 

この映画は第2次世界大戦で不幸にも引き裂かれてしまった恋人の話です。

授業でもあらすじを紹介しました。

 

 

この映画の印象的なひまわり畑は、ウクライナのヘルソン州です。

ちょうどクリミア半島の北に位置し、その東側は新ロシア派勢力圏に入る地域です。

夏になればひまわりがいっせいに花を咲かせるところです。

 

もうすぐ春ですが、国際政治がいよいよきな臭いです。

 

教養堂では時折こうして時事問題を扱いますが、中学の教科書に載っている知識でもしっかり理解を深めることができます。

 

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